季節 の 変 わり目

東京では桜も散って、季節の変わり目ですね。
日本には春、夏、秋、冬と4つの季節、四季があると、前回お話しました。
皆さんはどの季節が好きですか? 冬生まれの私は太陽の日差しがキラキラに輝く夏が好きです。
こんにちは。 日本語でビジネス、日本語でキャリアアップ! 伝わる日本語、講師のkimikoです。
ちょうどいま春から夏への季節の変わり目です。春、夏、秋、冬と4つある季節は今日から春、明日から夏というような、季節の始まりと終わりが明確になっていません。例えば今なら夏のような気温の日もあるし少し寒い日もありますよね。でもだんだん夏に近づいている感じがあります。夕方暗くなる時間が遅くなったとか、日差しが強いとか。そういう頃を「季節の変わり目」と言います。
この時期に日本語で「春らしくなりましたね」とか「夏めいて来ましたね」などと挨拶します。
今日はこの「らしく」「めいて」の使い方を考えてみましょう。
「らしく」は何か対象となるもののイメージとほとんど同じという意味があります。
春になるとどうなりますか? 桜が咲く、ウールのコートを脱ぐ、南風が吹く、学校が始まる、新入社員が入ってくる、花粉症になるなど春のイメージを皆さん持っていると思います。
イメージしていた春を実際に見たり、感じたりして「ああ、春だ!」と感じた時に「春らしくなった」と言います。
1週間のうちの4日くらい暖かい日が続く3月中旬くらいからは「春らしくなってきましたね」と言いますが、1月とか2月に暖かい日が1日だけあったときは、その日を指して「春らしい日ですね」と言います。
「めいて」は何か対象となるもののイメージに近づいて来ていることを感じる時に使います。イメージしていた一部が始まる、始まりそうと感じる時に使います。「今日は夏めいた天気ですね」というのは、まだ夏ではないけど夏のような気温や日差しを感じる時に使います。
ちょうど今、季節の話をする時に「らしく」と「めいて」が使える時ですから、お客さまと季節の会話をしてみましょう。
あなたはどのような言葉を入れて話しますか。 明日誰かに話して見てください、きっと伝わります。
今日のレッスン!
季節の変わり目に
「らしく」と「めいて」の使い分に挑戦してみよう。